これまでDTM用の機材を少しずつ揃えてきたので、現在の環境をまとめて紹介してみようと思います。
最初はフリーのDAWと安いノートPCだけの環境でしたが、気づけばそれなりの機材が揃ってきました。
宅録・打ち込みがメインの環境です。ライブや外録りは想定していません。
機材一覧
まず全体像から。現在使っている機材はこちらです。
| カテゴリー | 機材名 | メーカー |
|---|---|---|
| PC | 自作PC | — |
| DAW | Cubase 12 Pro | Steinberg |
| 外付けSSD | Portable SSD 1TB | SanDisk |
| オーディオIF | Volt 476 | Universal Audio |
| モニタースピーカー | MSP5 STUDIO | Yamaha |
| イヤホン | IE 100 PRO | Sennheiser |
| マイクプリアンプ | ISA One | Focusrite |
| マイク | MV7X | Shure |
| MIDIキーボード | A-49 | Roland |
| エレキギター | Made in Japan Hybrid II Telecaster | Fender |
| マルチエフェクター | GX-1 | Boss |
順番に紹介していきます。
PC:自作PC
現在使用しているPCは2024年11月に自作したMini-ITX機です。上記の記事でスペックやパーツを紹介しています。
ゲーミングPCとして組んだので、スペックとしては結構高めだと思います。小さいのにおしゃれな見た目なのも気に入っています。
DTM目線でのスペック
メモリは32GB、ストレージは2TB。さらに音源用として1TBの外付けSSDを使っています。
高負荷なゲームでも快適に遊べるように組んだので、DTM用途としては完全にオーバースペックです。
DAW:Cubase 12 Pro
DawはCubase 12 Proを使っています。
もともとは学生時代にCubase Pro 9(アカデミック版)を購入し、数年後に12 Proへアップデートしました。今は15が最新ですが、現状そこまで欲しい機能がないので、まだしばらくは12を使う予定です。
年に数回、Steinbergのセールがあります。通常価格から20〜30%オフになるタイミングもあるので、急ぎでなければセールを待つのがおすすめです。学生の方なら、私のようにアカデミック版を購入するのもアリだと思います。
外付けSSD:SanDisk Portable SSD 1TB
外付けSSDはSanDiskのPortable SSD(1TB)を使っています。
主な用途はサンプル音源の保存です。内部ストレージではなく外付けに置いておくことで、PCを買い替えたときの移行がかなり楽になります。
以下の記事でも紹介しているように、容量の大きいKomplete Ultimateも余裕で入ります。
選んだ理由
コンパクトで場所を取らず、USB-C接続できるのが決め手でした。
読み書き速度もSATA SSD並みには出るので、サンプルのロードで困ることはありません。
1TBで価格もそこまで高くなかったのも良かったポイントです。
オーディオIF:Universal Audio Volt 476
オーディオインターフェースはUniversal AudioのVolt 476を使っています。
これは完全に見た目で選びました。サイドパネルが木製で、おしゃれな北欧家具のようなデザインです。
入出力は4in/2outで、マイク入力が2系統・ライン入力が2系統あります。ここは標準的な構成ですね。
Vintageマイクプリモードが面白い
Volt 476には「76モード」というマイクプリモードがあります。UAのビンテージコンプ(1176)の回路を再現したという触れ込みで、有効にすると音に少し密度が出る印象です。
普段はISA Oneを外部マイクプリとして使っているので、Volt側のプリはあまり使いませんが…。
76モードはいつも使うという訳ではないですがたまに使うと面白いです。
モニタースピーカー:Yamaha MSP5 STUDIO
モニタースピーカーはYamahaのMSP5 STUDIOです。すでに絶版ですが、中古だと比較的安く手に入るのでおすすめです。
5インチのニアフィールドモニターで、デスク上に置いて使っています。Yamahaのモニタースピーカーはフラットな特性で定評があり、ミックス確認に使いやすいです。
音の傾向
誇張がなくフラットな音です。最初は「少し地味かな」と感じたのですが、MSP5で良く聞こえるミックスは、他の環境でも崩れにくい印象があります。
イヤホン:Sennheiser IE 100 PRO
イヤホンはSennheiserのIE 100 PROを使っています。
モニターヘッドホンを使っていた時期もありましたが、長時間つけていると耳が痛くなるのでイヤホンに移行しました。
ライブや配信のモニタリング用途で広く使われているシリーズです。ゲームと兼用していますが、現状ゲームでもDTMでも不満はありません。
モニタースピーカーと組み合わせて使う
IE 100 PROは低音もしっかり出るので、ミックスの最終確認はスピーカーとイヤホンの両方でチェックするようにしています。
フラット寄りではありますが、完全にフラットというよりは低域がやや豊かに聴こえる印象です。スピーカーとの差を意識しながら使うのがコツかなと感じています。
マイク:Shure MV7X
マイクはShureのMV7Xを使っています。DTMにはほぼ使わずめっきりボイスチャット用ですが…
MV7XはXLR接続専用のダイナミックマイクです。同シリーズにはUSBも使えるMV7がありますが、ISA Oneに通す前提だったのでXLR専用のMV7Xを選びました。その分価格も少し安くなっています。
ダイナミックマイクを選んだ理由
周囲の音をあまり拾いたくなかったので、コンデンサーマイクではなくダイナミックマイクを選びました。
MV7Xはカーディオイド特性で正面の音をしっかり拾い、後ろからの環境音を自然に抑えてくれます。
ただし出力が小さめなので、マイクプリアンプのゲインは結構上げる必要があります。
マイクプリアンプ:Focusrite ISA One
マイクプリアンプはFocusriteのISA Oneです。ギターとマイクの音質向上のために導入しました。
正直なところ、「マイクプリを外付けで用意する必要があるのか?」と最初は半信半疑でした。でも導入してみたらギターの太さと存在感が変わったので結果的に買ってよかった機材のひとつです。
マイクプリを追加して一番実感したのは「音の輪郭」の変化でした。これは早く買えばよかったと思いましたね…。
トランスフォーマーの音が好み
ISA Oneはトランスフォーマーベースの回路設計で、音に芯というか、輪郭のはっきりした感じが出ます。ファンタム電源(+48V)も供給できるので、コンデンサーマイクと一緒に使えます。
接続は マイク → ISA One → Volt 476のライン入力 という経路です。ISA OneにはAD変換オプション(デジタル出力)もありますが、自分は使わずアナログのままVoltに入れています。
ISA Oneはデジタル出力(ADコンバーター)がオプション扱いで、標準では付いていません。USB直結で使いたい場合は別途オプションカードが必要です。自分はアナログ出力のみ使うので問題なかったです。
MIDIキーボード:Roland A-49
MIDIキーボードはRolandのA-49(49鍵)を使っています。
以前は25鍵を使っていたのですが、使っているうちにオクターブ数が足りないと感じたので49鍵にしました。ピアノはほぼ弾けず、打ち込み補助として使っているので、49鍵で今のところ不自由はないです。
シンプルで使いやすい
A-49は余計な機能がほとんどなく、鍵盤とPitchBend・Modのホイール、オクターブシフトボタンくらいしかありません。
鍵盤のタッチはそれほど重くなく、打ち込み中心の用途には合っています。弾いて演奏するより、コードを確認しながら打ち込む、という使い方が自分のメインです。
エレキギター:Fender Made in Japan Hybrid II Telecaster GMB
ギターはFender の Hybrid II Telecasterを使っています。
4年ほど前にギター打ち込みに嫌気が差して、ギターを習い始めたときに買った一本です。
これは完全に見た目で選びました。GMB(ガンメタルブルー)という限定カラーで黒に近いネイビーで一目ぼれでした。サウンドは典型的なテレキャスターでチューニングも狂いにくく弾きやすいです。
マルチエフェクター:Boss GX-1
マルチエフェクターは最近新しく発売したBossのGX-1を使っています。
アンプシミュレーターでの設定が面倒なのでギター録音の際に、エフェクターをかけた状態で録音するのに購入しました。
コンパクトなサイズで、アンプシミュ・歪み・空間系がひととおり揃っていますが、まだ全然使いこなせていないです…
GX-1の教科書も発売されたので今度買って使い方を勉強しようと思います。
宅録での使い方
接続は ギター → GX-1 → ISA One → Volt 476 のように繋いでいます。GX-1に通した音をISA Oneで受けて、そのままVolt 476のライン入力に入れています。アンプを大音量で鳴らせる環境ではないので、この組み合わせで深夜でも気にせず録音できます。
細かい音作りはDAW側のアンプシミュレーターに任せることもありますが、録音時点である程度音を作り込んでおきたいときもあるので状況によって使い分けています。
まとめ
現時点での機材構成をまとめるとこんな感じです。
▼DTM宅録環境の接続図
機材の組み合わせに正解はないですが、自分の使い方・制作スタイルに合ったものを少しずつ揃えていくのが結局一番だと感じます。参考になれば幸いです。
まだまだ気になる機材はありますが、今の構成でやりたいことはほぼカバーできています。また新しい機材を買う度に更新していこうと思います!
