「CubaseってProとArtistとElementsがあるけど、何が違うの?」と悩んだことはありませんか。
自分もCubaseを買うときに同じ疑問を持ちました。正直、公式サイトの比較表は項目が多すぎて、どれが本当に重要な差なのかわかりにくいんですよね。
結論から言うと、歌もの・ボカロ・バンド録音ならArtist、映像や楽譜制作が必要ならPro、まず試してみたいだけならElementsで大丈夫です。この記事ではCubase Pro・Artist・Elementsの比較を、用途別に整理してまとめました。
この記事では、Cubase 15の3つのグレードを公式仕様をもとに整理しました。「自分にはどのグレードが合うか」が判断できるようにまとめています。
Cubase 15のグレードと価格一覧
まず現行版(Cubase 15)の3グレードの定価と、アップグレード価格をまとめます。価格はセールや時期によって変動する場合があるので、購入前に公式サイトで確認してみてください。
| グレード | 定価(税込) | アップグレード(下位から) | 主な対象ユーザー |
|---|---|---|---|
| Cubase Elements 15 | ¥13,200 | — | DTM初心者・お試し |
| Cubase Artist 15 | ¥42,900 | ¥33,000 | 中級者・バンド録音・ボカロP |
| Cubase Pro 15 | ¥66,000 | ¥33,000 | プロ・本格制作・映像音楽 |
アカデミック版(学割)について
学生・教職員であれば、アカデミック版(学割価格)で購入できます。機能は通常版と完全に同じで、価格だけが違います。
| グレード | 通常版 | アカデミック版 | 割引率 |
|---|---|---|---|
| Elements 15 | ¥13,200 | ¥8,800 | 約33%OFF |
| Artist 15 | ¥42,900 | ¥24,200 | 約44%OFF |
| Pro 15 | ¥66,000 | ¥44,000 | 約33%OFF |
購入資格と必要書類
小学校〜大学院の学生・教職員が対象です。購入時に以下の書類が必要になります。
- 学生:有効期限内の学生証、または発行から3ヶ月以内の在学証明書
- 教職員:教職員証のコピー
- 実店舗(島村楽器・石橋楽器等)ではその場で提示して購入できる
- オンライン購入の場合はアカデミック申込書とあわせてメール・FAX等で提出
Cubase Pro・Artist・Elements 機能比較表
公式の比較表から、実際の制作で差が出やすい項目に絞って整理しました。
| 機能 | Elements | Artist | Pro |
|---|---|---|---|
| オーディオトラック数 | 48 | 256 | 無制限 |
| MIDIトラック数 | 64 | 256 | 無制限 |
| 付属音源・プラグイン | 基本セット | 充実 | フルセット |
| MixConsole | △(基本機能のみ) | ◯(VCAフェーダー・高度なルーティング対応) | ◯(VCAフェーダー・高度なルーティング対応) |
| コードトラック | × | ◯ | ◯ |
| VariAudio(ピッチ編集) | × | ◯ | ◯ |
| テンポトラック(高度) | × | ◯ | ◯ |
| VSTi同時使用数 | 24 | 64 | 無制限 |
| サラウンド対応 | × | × | ◯ |
| Dolby Atmos対応 | × | × | ◯ |
| ビデオトラック | × | × | ◯ |
| スコアエディタ(フル) | × | × | ◯ |
| ADR(ポストプロダクション) | × | × | ◯ |
Elements → Artist で追加される機能
Elementsから1段上げると、制作の幅がかなり広がります。特に以下の機能は実際の制作でよく登場するものなので、グレードによる差が出やすいです。
- VariAudio:ボーカルのピッチをMelodyneのように直接編集できる
- コードトラック:コードを入力すると各トラックに自動反映できる
- MixConsole:VCAフェーダーや高度なルーティングが使えるようになる(Elementsでも基本機能は利用可)
- VSTi数が24→64に拡張(外部音源を多数使う制作向け)
- 付属音源・プラグインが大幅増(HALion Sonic SE等が拡張)
- テンポ変化(ルバート)の高度な編集が可能
- サラウンド・映像系・スコアエディタはまだ非対応
Artist → Pro で追加される機能
ArtistからProへの違いは、映像・サラウンド・ポストプロダクションに関わる機能が中心です。楽曲制作だけなら差が出にくい部分も多いです。
- ビデオトラック:映像を読み込んでの作曲・SE制作が可能
- Dolby Atmos / サラウンド対応:空間オーディオの制作に対応
- スコアエディタ(フル):本格的な楽譜制作・印刷が可能
- ADR・ポストプロダクション機能
- VSTi・オーディオトラックが無制限に
- SpectraLayers One(スペクトル編集)付属
- 楽曲制作のみなら多くの機能はArtistで事足りる
用途別おすすめグレード
「自分はどれを選べばいいか」を用途ごとにまとめました。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| DTM初心者・まず試したい | Elements | 低コストで基本機能を体験できる。物足りなくなったらアップグレード可 |
| ボカロP・歌もの制作 | Artist | VariAudioでピッチ編集ができる。コードトラックでの作曲も快適 |
| バンド録音・宅録 | Artist | MixConsoleと十分なトラック数で本格ミックスが可能 |
| 映像・アニメ・ゲーム音楽 | Pro | ビデオトラック必須。Dolby Atmos対応も映像系ではメリット大 |
| 楽譜制作・アレンジ | Pro | フルスコアエディタが使える。演奏者への譜面配布も可 |
| すでにArtistを持っている | 状況次第 | 楽曲制作メインならArtistのままでも十分。映像・空間音声を扱うならPro |
購入場所と最安ルート
Cubaseは公式サイト(Steinberg Shop)のほか、国内のオンラインショップでも購入できます。セール時期を狙うと定価より安く買えることがあります。
| 購入先 | 特徴 | セール |
|---|---|---|
| Steinberg公式ショップ | 定価・安心の公式 | 年に数回(Black Fridayなど) |
| サウンドハウス | 国内最安値になることも(オンラインのみ) | 不定期セール |
| Amazon | ポイント還元あり | タイムセールに注目 |
| 島村楽器・石橋楽器など | 実店舗あり・アカデミック版の購入にも対応 | 不定期 |
Steinberg公式がセールを実施する際、サウンドハウスなどの国内代理店も同時期に同じセールをすることが多いです。どうせ同じ価格で買うなら、ポイント還元率の高いサウンドハウスで買うのが一番お得だと思います。
まとめ
Cubase Pro・Artist・Elementsの違いをまとめると、ざっくりこの判断基準でOKです。
- とにかく安く始めたい → Elements(¥13,200)
- ボカロ・歌もの・バンド録音がメイン → Artist(¥42,900)
- 映像・サラウンド・スコア制作が必要 → Pro(¥66,000)
- Elementsを持っていて物足りない → Artistへアップグレード(¥33,000)
- 今すぐ全機能必要でないなら最初からProを買う必要はない
