エレキギターは少し弾けるけど、アコギはほぼ初心者です。
「せっかくなら、おしゃれで長く使えるアコギが欲しい!」と思い、Ibanez PC12MHCE-OPNを購入しました。購入からちょうど2年ほど経ったので、長期使用後の正直な感想を書いておきます。
結論から言うと、見た目の満足度はかなり高いです。ただ鳴りについては正直に書きます。
Ibanez PC12MHCE-OPNってどんなギター?
PC12MHCE-OPNは、IbanezのPerformanceシリーズに属するエレアコです。
名前の意味をざっくり分解するとこんな感じです。
- PC12
- パーラーボディ・12フレットジョイント(小ぶりなボディが特徴)
- MH
- マホガニー系の素材(実際はオクメ材を使用)
- CE
- カッタウェイ+エレアコ仕様(ピックアップ内蔵)
- OPN
- オープンポアナチュラル仕上げ(木目がそのまま見える自然な質感)
定番のドレッドノートより一回り小さいコンサートボディなので、抱えやすく自宅練習にちょうどいいサイズ感です。
| ボディ形状 | グランドコンサート/カッタウェイ |
|---|---|
| トップ材 | オクメ(合板) |
| バック&サイド材 | オクメ(合板) |
| ネック材 | ニャトー |
| 指板材 | ローレル |
| スケール長 | 634mm(25インチ) |
| ナット幅 | 42mm |
| フレット数 | 20フレット |
| ピックアップ | Ibanez アンダーサドル型 |
| プリアンプ | Ibanez AEQ-2T(2バンドEQ+チューナー内蔵) |
| フィニッシュ | オープンポア・ナチュラル |
| 製造国 | インドネシア |
| 実売価格 | 約28,000〜30,000円 |
開封時の第一印象
箱から出した瞬間、「見た目、全然いい…!」というのが正直な感想でした。
OPNフィニッシュ(オープンポアナチュラル)は、ツヤツヤしたラッカー塗装とは違って木の表面をそのまま活かしたマットな質感です。写真とほぼ変わらない見た目でした。
実際に弾いてみた感想
弾きやすさ
小ぶりなので、抱えたときのフィット感は良いです。エレキからの持ち替えでも慣れやすいと感じました。ナット幅42mmも極端に広くなく、自然なフォームが作りやすいです。
生音の鳴りは正直微妙かも…
ここは正直に書きます。生音の鳴りはいまいちでした。
コードを鳴らすと少しこもった印象で、「アコギってこんな音だっけ?」と感じることがありました。単音で弾く分にはまだましかもという印象です。
ただこれはボディサイズの特性もあります。ドレッドノートと比べてボディが小さい分、低音の量感は構造的に出にくいです。コンサートサイズを選ぶ時点で「鳴り」より「弾きやすさ・取り回し」を優先しているわけなので、ある程度は織り込み済みではあると思います。
エレアコ機能(AEQ-2T)
内蔵プリアンプはシンプルで操作がわかりやすく、ボリューム・トレブル・ベース・チューナーが一体化したものです。アンプやオーディオインターフェースに繋げばすぐ録音できます。
ただアンプに繋いだ音は廉価プリアンプらしい平坦さがあります。ライブで使うには物足りないかもしれませんが、練習用途なら普通に使えます。
購入から1年後の状態
ネック・フレットの状態
1年経ってもネックの反りは大きく出ていません。湿度管理は特別なことはしていませんでしたが、今のところ問題なく使えています。フレットの摩耗も目立つほどではないです。
塗装・見た目の変化
オープンポア仕上げは塗装がない分、汚れが染み込みやすいという話もありますが、1年使って気になるほどの変化はないです。手の当たる部分が若干くすんできた程度で、味が出てきた感じもあります。
チューニングの安定性
購入直後はチューニングが安定しにくかった気もしますが、弦を何度か張り替えるうちに落ち着いてきました。
内蔵チューナーはたまに使いますがクリップチューナーより少し劣るぐらいの精度です。
同価格帯の競合と比較
| Ibanez PC12MHCE-OPN | Yamaha APX600 | Fender CC-60SCE | |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約29,000円 | 約36,000円 | 約39,000円 |
| ボディ | コンサート | 薄型シンライン | コンサート |
| トップ材 | オクメ(合板) | ラミネート | スプルース(単板) |
| ピックアップ | AEQ-2T | System66 | Fishman Isys III |
| 特徴 | コスパ・見た目◎ | 薄ボディ・安定品質 | 単板トップで生音◎ |
生音の鳴りを重視するなら同価格帯でも単板トップのFender CC-60SCEの方が有利です。ただ「おしゃれな見た目」「取り回しの良さ」「コスト」を優先するならPC12MHCE-OPNは十分な選択肢だと思います。
まとめ
- 見た目・デザインがおしゃれ(OPNフィニッシュが特に良い)
- 小ぶりなコンサートボディで抱えやすい
- エレアコ機能付きで自宅録音にも使える
- 1年経過後もネック・塗装の状態は良好
- 生音の鳴りはコンサートサイズ相応(合板)
- アンプ出力は廉価プリアンプらしい平坦さがある
見た目重視で選ぶなら満足度は高いです。1年使ってみて耐久性も問題ないので、「おしゃれなアコギを自宅で気軽に弾きたい」という用途にはよく合っていると思います。
鳴りにこだわるなら予算を少し上げて単板トップを選ぶ方が後悔は少ないかもしれません。でも「3万円以下でこの見た目ならコスパはかなり優秀」というのが1年後の正直な評価です。
